2008年6月4日水曜日

三三 三十三歳 三夜 三席 三宅坂 第三夜☆☆☆☆

2008年6月4日 三三 三十三歳 三夜 三席 三宅坂 第三夜☆☆☆☆ 於国立演芸場
柳家三三・・・・・・・・だくだく
    ・・・・・・・・三味線栗毛
仲入り
立川談春・・・・・・・・おしくら
柳家三三・・・・・・・・笠碁
昨年談春と話していて突然決まったという表題の独演会.予定では中入り後笠碁に55分割り当てられてます.
だくだくでさらっと笑わせて,お囃子が鳴っている間にお色直し.
三味線栗毛は,喜多八バーションとかで,普通ならサゲに来る「バチが当たります」を枕に持ってくる,人情噺の色が濃い話になってます.
錦着は病が癒えず,虫の息のところへ「角三郎様はお前を検校として取り立てるぞ」と聞いて事切れます. 「検校錦着」の墓参りに行くと,錦着によく似た金魚売りが「けんぎょう!」と落とします.
この噺こんなに泣かせるのかい?と思う凄い出来でした.
中入り後,緞帳が開くと,めくりに「立川談春」の文字が.場内騒然!
「笠碁で55分なんて,一体どれだけ碁を打ちゃいいんだよ」と言うわけで前25分を,おしくらで笑わせる.
流石は柳家どかんどかんと笑わせます.三三によると談春に「ゲストで出てくれ」と言ったら「OK但し条件がひとつ,誰にも言うな」「なんで?」「お客さんのどよめきが聞きたい」
最後の笠碁,三三は素晴らしい噺家だけど,たい平とおなじでくそ真面目なところが心配だったのですが,ん,権太楼の名演とは違う味わいだけど,上手いぞ.
やっぱり三三は今一番油がのっている若手の噺家だと思います. 終演後お囃子を止め,緞帳を上げさせ御礼口上.だからさ,そのくそ真面目さを捨てろ!談春から盗め!三三応援するよ!
つーか来週も赤坂で三三だよ!

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