2010年2月4日木曜日

おとうと☆☆☆

2010年2月4日おとうと☆☆☆

山田洋次だけあって,退屈しないし,無駄なカットも無いし,長いとも思いません.でもね,設定がいささか時代錯誤であるのと,お姉ちゃんと弟の兄弟がなんだかなァなところが.
このお姉ちゃん,かなり重症の代理ミュンヒハウゼン症候群です.それもほとんど犯罪なほど.おまけにイネーブラーで,ふたりして共依存が強くて.娘が犠牲にならなくてよかった.
だから,大事な娘の結婚式がブチ壊しになるとわかっていて参加させて,ブチ壊しにした弟が大阪に変えるときに金を持たせたり.借金の肩代わりしたり.
小さい時から母親の代わりに面倒見てくれたお姉ちゃんは,実は弟に,いわゆる「優しい虐待」をして,ダメ人間にして,「まったくあなたって人は」とオロオロするのが大好きな人なんです.
だから,かなりイライラします.
いよいよダメになった弟が,胃瘻の点滴バッグに「これ入れて」とペットボトルを出す,当然中身は「焼酎」.それを入れて,ヘルパーさんに攻められて「水だと思ったんです」んな訳ゃないだろ.そういうのを「代理ミュンヒハウゼン症候群」って言うんだよ.
時代錯誤は,娘が「バツイチを気にする」ところ.ありえねえーーー今時の若者が.
他にも「昭和の香り」がするセリフが多数.
今日はメンズデー千円均一だから良かったけど,プロパー価格なら「金返せ」な作品.

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