2008年12月31日水曜日

2008年総括

というわけで,今年,2008年の総括です.
オペラ
  1. イリス 読売日本交響楽団
  2. アイーダ 新国立劇場
  3. マクロプロスの事 日生劇場
今年はエフゲニー・オネーギンを2回(東京のオペラの森と二期会)も見て,やっぱチャイコフスキーは良いよなと思わせてくれました.来年ボリショイが正攻法のオネーギンと「スペードの女王」を持って来日します.楽しみです.
マクロプロスは,あたくしが見た翌日が天覧だったそうで,陛下もオペラやバレエの趣味がおよろしいようで.

バレエ
  1. ラ・バヤデール 新国立劇場
  2. オネーギン シュツットガルト・バレエ
  3. シンデレラ 新国立劇場
  4. 明るい小川 ボリショイバレエ
  5. 白鳥の湖 新国立劇場
新国のバヤは本当に素晴らしい作品でした.終幕が短すぎるということはありますが.今世界最高のコールドバレエを見たければ,新国立劇場を見る事でしょう.ジゼル,バヤ,白鳥などの「白いバレエ」,新国のコールドは最高です.一糸乱れぬ影の王国の美しさ,何回となく色々のプロダクションでバヤを見た「ラ・バヤデール評論家」のあたくしが一押しの作品です.
あたくしがあまり得意でない白鳥も,新国なら感動できます.
明るい小川はフィーリンのポワントワークが素晴らしかったし,アレキサンドロワの男前振りも格好良かったです.
特別賞を碓氷悠太くんにさし上げたいと思います.
タッパがあり,華があり,踊れる,こんな美しいダンサーが日本にいたのかと感動しました.来年のライモンダも見に行きます!

舞台
  1. ア・ラ・カルト
  2. Zed
  3. 隅田川続俤法界坊
  4. ドラリオン
偉大なるマンネリになりかけているア・ラ・カルトの面白さ.シルクドソレイユの楽しさ.そして,「歌舞伎なんて芸術じゃないんだよ」の平成中村座.真面目な演目の歌舞伎は苦手だけど,こういうのや大須歌舞伎は大好きです.

演芸
  1. 幽霊の辻 柳家権太楼
  2. 三味線栗毛 柳家三三
  3. ピンピンマン物語 三遊亭白鳥
  4. 紙入れ 古今亭菊之丞
権太楼の「幽霊の辻」は最高です.枝雀亡き後,この落語を話すのは権太楼以外いないのでは?鳴り物も入って.
三味線栗毛は菊之丞でも聴きましたが,三三の「喜多八版」は「バチが当たります」のサゲを枕に持ってきて,人情噺風になってます.
ピンピンマン物語は「三遊亭」の名が恥ずかしくなるような面白い話.
菊之丞は紙入れみたいな年増が出てくる話をさせたらピカイチです.
187席聴きました.

映画
  1. アフタースクール
  2. ひゃくはち
  3. コレラの時代の愛
  4. 非現実の王国で
アフタースクールもひゃくはちも地味に短期間だけ公開された映画でした.どちらも「清く正しく美しくない」普通の人間の生活を面白く書いてます.野球の事なんか何にも知らないあたくしが見ても「ひゃくはち」は面白かった.
「非現実の王国で」はヘンリー・ダーガーという有名なアウトサイダーアーティストについての面白いドキュメンタリーでした.
番外
公開は昨年だったので
  1. 転々
  2. いのちの食べ方

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