2008年12月6日土曜日

イリス☆☆☆☆☆

2008年12月6日 イリス☆☆☆☆☆ 於 東京芸術劇場大ホール

イリス・・・・・・・・・・・・・ミナ・タスカ・タマザキ
イリスの父・・・・・・・・・・・ジョン・ハオ
大阪・・・・・・・・・・・・・・高橋 淳
京都・・・・・・・・・・・・・・大島幾雄
人形・・・・・・・・・・・・・・ホリ・ヒロシ
指揮・・・・・・・・・・・・・・井上道義
演奏・・・・・・・・・・・・・・読売日本交響楽団

イリスの音楽をはじめて聞いたのは,メトのセンテニアルガラがNHKで放映されたときの太陽賛歌.今にして思えば,合唱は相当音がぶら下がっていたし,弦もデリカシーのない音で,大した演奏ではなかった.そのすぐ後,井上道義による本邦初演があり,それも放映されたけど,暗い演出だったので当時のカメラでは全編録画,放映するのはできなかった.
80年代にでたマリア・キアーラのCDにイリスのアリアが何曲か入っていたけど,全貌は分からなかった.
89年にパターネ指揮,トコディ.ドミンゴの名盤が出て,実質デフォルトになっていた.恐らくあたくしが一番好きなオペラ.
その後もイリスの上演は全くなく,終に今日,セミステージながら見る事ができました.
芸劇に入ると,目の前のガルニエ作のオルガンはモダン側が出ていて,ライトが付いているところを見るとオルガンも使うのかな?
まず井上の指揮が素晴らしかった.また読響も実にきれいな音を出していた.
コントラバスのソロから始まって,チェロ,ヴィオラ.ヴァイオリンと音が広がるにつれ,青のスポットが当たっていく.合唱が入ってきて,太陽賛歌.この最後のトゥッティの部分でオルガンが使われていました.生賛歌にもうこの時点で涙です.
イリスのミナ・タスカ・ヤマザキのイリスは,乙女には見えなかったけれど,声が,特にこの作品に必要なソット・ヴォーチェがきれいでした.その他歌手はみんな良かったです.
セミステージとはいえ装置がないだけでほとんどフルに演技してました.
京都と大阪がイリスを誑かす時の人形劇はホリ・ヒロシが使う文楽人形のようなきれいな人形でした.
誑かされたイリスを誤解して吉原でイリスを見つけた父親が泥をかけるところ,泣けます.目の見えない父親は,イリスが投身した後も泥をかけ続けるんです.
終幕,太陽賛歌で現れたイリスが昇天するとき,奥の扉が開いて花園が見えてきます.
ハッピーエンドなのがうれしくて,また泣きました.今年最高のオペラでした.
芸劇のシートのすぐ近くにオペラ歌手で1999年ミスユニバース日本代表だった(おまけに理代子お姉さんの後輩)小川里美ちゃんがいました.終演後少しお話ししました.万里生くんの盗撮について.ヲホホホ

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