2008年12月10日水曜日

明るい小川☆☆☆☆☆

2008年12月9日 ボリショイバレエ 明るい小川☆☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール

ジーナ・・・・・・・・・・・・・・エカテリーナ・クリサノワ
ピョートル・・・・・・・・・・・・アンドレイ・メルクリエフ
バレリーナ・・・・・・・・・・・・マリア・アレクサンドロワ
バレエダンサー・・・・・・・・・・セルゲイ・フィーリン
指揮・・・・・・・・・・・・・・・パヴェル・クリニチェフ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・ボリショイ劇場管弦楽団

いやーーーーーー面白かった.
まずはラトマンスキーと岩田守弘さんの出てくるプレトーク.岩田さん,監督の前で上がりっぱなし.客電が落ちる前にロシアの代表者とやらが長々とスピーチ.「巻きでお願いします」
始まった「明るい小川」は本当に面白かった.現代版La fille mal gardéeかしら.
「明るい小川」と言う名前のコルホーズ(ラトマンスキーはカルホーズと発音していたけど)に暮らす若い夫婦と,慰問に来た芸術団のどたばた喜劇です.
メルクリエフ演じる主役の「臭くてダサイ」踊り.フィーリンがポアントシューズ履いて踊る「なんちゃってジゼル」とか面白いです.
ストーリーは「コルホーズ!マンセー!,ソビエト!マンセー!」な,いかにもな,ストーリーです,でも踊りはクラシックの技法にボールルームダンス並のステップ,さらにはショスタコービッチの楽しい音楽,結構複雑です.やっぱりショスタコービッチは面白い.
.振り付けがラトマンスキーだけあって「マンセー」食はかなり薄いです.
ショスタコと言えば政府の顔色を伺って,作風をコロコロ変えたので有名で,イデオロギーはともかく,音楽的には「それなりに面白い」かつてのヒット曲「森の詩」なんか2000年以降ほとんど演奏されなくなっています.日本でも,先日消えゆく名曲「森の詩」の演奏会がありました.
大スターはいらないけど,コールドが見せてくれるこの作品は新国バレエ団にぴったりだと重うのだけど.

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