2008年10月8日水曜日

トウキョウソナタ☆☆

2008年10月8日 トウキョウソナタ☆☆

ん〜〜〜〜ん,ダメでしたこの映画.
昔のダメATG映画みたいなノリです.恐ろしくサバイバル能力の無い,まるで昭和30年代のような家庭が,恐ろしくリアリティの無い生活を送る,これでもかと言うほどデフォルメされた世界を無駄な長回しと手持ちカメラで撮るという,恐ろしくイライラする作品です.
最後に「ピアノ習って数ヶ月」の小学生が「音楽大学付属中学」を受験して「ドビュッシーの月の光」を弾くという,ほとんどオカルト映画見たいなシーンがあるのですが,手元はかなりうまく真似しているものの,ペダルは踏みっぱなしなの.恐らくこの監督さんは音楽に暗いのね.
ま,この曲がほとんど踏みっぱなしという事はあるでしょうけど,なんで足元まで映すのでしょう.
その他にも「わざとでしょ?」と思わせるシーン,安っぽい不条理劇のようなシーンなど,ダメなシーンがいっぱいあって,かなりイライラします.
抑えた色彩とロケ地は良いのだけど,東京近郊のあまりにも有名なロケ地ばかり使うから,都内の事情に詳しい人には「え?位置関係おかしくね?」「時間的に無理あるよね?」と思う事もたくさん.

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